【キャリアプランとキャリアパス】+例文

誰しも「転職」の二文字は会社員だとチラつくものだ。

ましてや、日々、理不尽な要求やクラッシャー上司などがいれば精神的にも参ってしまう。

しかし、勢いだけで会社を退職してしまってはダメだ。

何故ならば、応募先の企業の人事部の面接は節穴ではないからだ。

面接で貴方のボロは必ず露呈する。

そうならないためにも、まずは「キャリアプラン」と「キャリアパス」について

しっかりと把握しておこう。

毎年 自分の棚卸をしておこう!

キャリアプランとは具体的な行動目標のことだ。

例えば、あなたが〇年後に経営の数値も見通せる営業マネジャーになるという目標設定をしたとしよう。

そして法人営業の経験を3年間積み上げる・〇年後に簿記2級を取得する・そして中小企業診断士の資格勉強を〇年間するといった具合に、将来図を描き、そこから逆算して計画を立てることを「キャリアプラン」と呼ぶ。

キャリアプランは月単位で計画を立てることもできるが、年単位で計画するものが多いと思うので、毎年じぶんのキャリアを棚卸をすることが重要だ。

「今年の自分は仕事を通じて何を経験できたのか?取得した資格は?達成した実績は?」

それらを出来れば毎年、手帳に書きだそう。

そして手帳に書きだしたら、それを職務経歴書に記載していくのだ。

何故ならば、何年も前の昔の仕事のことは記憶から徐々に消えていき、いざ転職活動を始めようと、職務履歴書に記入しようとしても、具体的な数字や事例が思い出せないからだ。

・キャリアプランとは将来の自分像を描き、逆算して目標設定する計画のこと。

・計画を立てるには毎年じぶんのキャリアの棚卸をして、じぶんの計画の経過をチェックしておこう。

キャリアパスは社内での昇格ルート

一方で、キャリアパスとはなんぞや?という人が大半だと思う。

キャリアパスとは、同一企業内で昇格するためのルートを企業が明確化したものを指し、つまりは「その社内でしか通用しないルール」である。

具体例をあげるならば、○○支店の支店長になるためには○○年間の海外勤務を経験しないと就けない。とかである。

しかし、そんなものは自社内で明確化されたルールであって、一歩外に出れば通用しない。

(まあ、このケースだと海外勤務の経験値は大きな経歴にはなるだろうが・・)

つまりは

・キャリアパスとは社内限定のキャリアを実現するための指針である。

・キャリアプランとは転職や独立する等も含めたキャリア全体の指針である。

キャリアプランとキャリアパスの言葉の意味は似ているようで違いがハッキリと存在する。

キャリアプランの設定の仕方

まずはプランの立て方なのだが、「10年後」と言っても時間軸が遠すぎるので

1年・3年・5年の1・3・5の区切りが体験からすると手っ取り早いと思う。

もちろんプラン内容によっては数年かかるものもあれば数か月単位でこなせるタスクもあるかもしれない。

もっと細分化するならば3か月・6か月・9か月と3・6・9で区切ることもプランの内容によってはいいかもしれない。

あと、こういった目標設定をする時のコツは「達成できなさそうな高い目標設定をしないこと」だ。

まずは小さくてもいい。

達成できる確率の高い、手っ取り早いタスクからこなしていくことをおススメする。

何故ならば、人間はあまりにも目標値が高すぎたり、遠すぎたりすると

「単純にやる気を失う」からだ。

職種別キャリアプランの回答例

営業のキャリアプラン例

将来は営業部門のリーダーを目指したいと考えています。

まずは貴社の商品、商材に精通したうえで、2年間は行動量にこだわり、経験をイチ早く積み上げていきます。

提案を重ねる中でデータを蓄積、分析し問題解決能力を鍛え、顧客ごとに最適な提案を行える営業になりたいと思います。

また数年後は、提案のノウハウを後輩に伝え、会社の発展に貢献する新人指導にも携わりたいと考えています。

個人の売上構築はもちろんですが、部門としての実績を作れるリーダーになれるよう、努力していきます。

システムエンジニアのキャリアプラン例

将来はプロジェクトマネジャーを目指したいと考えています。

3年間はシステムエンジニアとして経験を積みながら、システム開発に必要な知識を習得し、顧客の要望に応えられる能力を身に付けます。

5年以内にプロジェクトリーダーになり、チーム全体の進捗管理など、マネジメント能力を身に付けたいと思います。

その経験を生かし10年後は、予算を最小限に抑えながら、プロジェクトを成功に導けるプロジェクトマネジャーとして活躍したいと考えています。

引用:マイナビ

年代別キャリアププランの注意点

20代は自発的な成長意欲が大事

20代のキャリアプランで、むちゃくちゃ大事なことは仕事を通じて自発的に経験値を積んだりスキルや知識を高める姿勢を示すことだ。

「御社で学ばせて頂きます」などの腰の低いことを言っていては面接官に「なんや?こいつ」と思われて、終わります。

前向きな姿勢を!

30代は自分の出来ることを明確に

30代というのは社内でもメイン業務に就いているシーンが多い年代だ。

そのために、自分の「やりたい」ことよりも「できること」を明確にした方がよい。

これは私が過去にスカウト会社からスカウトを受けて転職をした際に実際にあった話しだ。

スカウト会社のスカウトマンからこう言われた。

(転職先の)「企業の課題は組織再編と社内の若返り。あなたの考えをレポートで提出してほしい」

なので、A4レポート用紙にして4-5枚、ぎっしりと今まで業務上で得た経験や知識、またそれらをどういう風に転職先企業に落とし込むかまで詳細に書きまくった。

結果は「社長が、ぜひ会って話しをしたい」という回答だった。

なので、面接官があなたを採用した後に社内で、どのような利益を生み出すかというイメージをし易いようにすることが大事なのである。

40代はとにかく具体的に

40代の転職は、これはもう、最低でも管理職採用になってくる。

そして最終面接では社長と膝を突き合わせ、企業側が求めている管理職像または企業課題についてクリアする解答を当然、こちら側は用意しておかないといけない。

なかなか50代へ向けてのキャリアプランを併せて受け答えをするのは難しいかもしれないが、ここはやはり「経営者感覚」のバランスを持ち、経営者と同じ目線で話しが出来るようにしておきたいところだ。

この記事を書いた人

「45歳からのYouTuber」

” 45dream “ 大阪府出身

上場企業管理職➡43歳からYouTuber

PC / 撮影 スキル 知識ゼロから2年半で登録者数5,500名を超える。

会社員の経験をプラスし、現役YouTuberとして動く。
  • 動画編集
  • SNSマーケ / Webマーケ
  • BLOG・ECサイト・投資家と幅広く業務を展開。

某CS放送にてCM出演の経歴あり。

スポーツ紙にECサイトの広告掲載をするなど、 メディア活用に強み。
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