辻本倫太郎 主将率いる仙台大学がリーグ優勝を決める
辻本倫太郎 主将はゲームセットと同時に泣き崩れていた。
第3戦までもつれた優勝決定戦。強豪の東北福祉大学を9-3で破り、2季連続9度目の優勝を決めた。
3回に昨年の大学日本代表でも活躍した辻本倫太郎内野手(4年)の2点適時三塁打で先制。
5回にも辻本選手の左犠飛で1点を追加し3―0とリードした。
仙台大がもう1点を追加し迎えた7回、東北福祉大が反撃。
1アウト満塁のチャンスを作ると代打・竹中選手。采配がずばり当たりレフトへのタイムリー。
なおも満塁で9番・山路選手がセンターへはじき返し2者生還。福祉大が3対3の同点に追いつきます。
辻本倫太郎 主将「今年のウチの打線はやりますよ」
しかしその裏、仙台大の打線が爆発。
こちらも満塁とすると2番・小田倉選手がセンター前に落ちるタイムリーで勝ち越しに成功。もう1点を奪い、5番・菅原選手も1塁の脇を抜ける2点タイムリーを放つなど、打者一巡の猛攻で一挙5得点。福祉大を突き放します。
今年の2月、まだ寒さが残る仙台大野球部グラウンドで辻本選手は取材に応えてくれた。
「ウチの打線は、今年、強力ですから」
その発言通りにライバル東北福祉大を突き放した。
全日本大学野球選手権へ
そして9回には仙台大・川和田投手がきっちり締めてゲームセット。
2015年以来の春季リーグ優勝、そして全日本大学野球選手権の切符をつかみ取った。
仙台大学 辻本倫太郎主将:「何とか春を優勝することを目標にやってきたので、すごいうれしいです。(全日本大学選手権では)まずは1勝してそこから勝ち上がって最終的には日本一を取れるように頑張りたい」
仙台大学野球部と辻本倫太郎選手の目標は日本一だ。
優勝した仙台大学が出場する全日本大学野球選手権大会は、6月5日に開幕。
仙台大学は、大会2日目の6月6日神宮球場の第1試合で神奈川代表の桐蔭横浜大と対戦する。
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