走塁妨害 の問題で大きな波乱を呼んだ。
8月18日 横浜スタジアム
DeNA 2-1 阪神 18回戦
問題のプレーは1点を追う最終回 阪神の攻撃 9回表1アウト走者1塁の場面で起きた。
代走の熊谷敬宥が企画した盗塁の判定がリクエスト判定でセーフからアウトになったため、岡田監督がベースの前に足を入れて完全にブロックしていた京田陽太のプレーを走塁妨害だと猛抗議。
しかし、責任審判の敷田直人(51)は「故意ではない精一杯のプレー。走塁妨害はなく、足がベースに届いていないのでアウト」という判断を下した。
走塁妨害 に該当するプレーだったのか?
リプレー検証に入った審判団の判断は「セカンドベースのところで走者と野手が接触していますが、走塁妨害 とはいたしません。よってアウト。プレーを再開します」というシンプルなものだった。
公認野球規則6.01によると走塁妨害は、「野手がボールを持たないときか、あるいは打球や送球を処理する行為をしていないときにランナーの走塁を妨げる行為」とある。
コリジョンルールが導入されている本塁のクロスプレーでは、ベースを隠すブロックは許されていないが、敷田塁審は、「コリジョン(の適用)は本塁(のプレー)だけ」と二塁のベース上のプレーはコリジョンの適用外であることを説明した。
走塁妨害 はルール的にどのような記載か?公認野球規則6.01 妨害・オブストラクション・本塁での衝突プレー
「走塁を妨げられた走者に対して、その走塁を妨げられた場合は、ボールデッドにし、塁上の各走者は妨害が無ければ達しただろうと審判員が推定する塁まで、アウトになる恐れが無く進塁できる」
もちろん、「妨害」の定義が曖昧なために今回の騒動は勃発したのは確かだ。
審判の見解によって、今回の京田選手のプレーが不可抗力か、妨害かという判断が分かれる様なら、現場としてはたまったものではない。
しかし、今回のプレーに関しては 6.01(i)本塁での衝突プレー、いわゆる「コリジョン」ルールは二塁上でのプレーでは適用されないという判断だ。
そして、
「京田のプレーは不可抗力」
これが審判団の判断になったものだから、岡田監督は猛抗議を行うことになる。
走塁妨害 があっても抗議権があるのはグランドでは監督だけ
怒りが収まらない岡田監督の猛抗議。
リクエストで盗塁の判定がセーフからアウトになった事だけが怒りの原因ではない。
京田選手のセカンドベースカバーが妨害でないというならば、どうすれば走者はセカンドを陥れろというのだ。これが岡田監督の言い分だろう。
そして、その判断基準は審判団は全員正しく、今後のプレーに関してもジャッジできるのか?
「不可抗力」と「妨害」その判断基準は?岡田監督の不満は収まらない。
しかし長引く抗議によってそこでは「次の問題」が発生する可能性があった。
抗議の時間を計っていた小林塁審が、3分を過ぎたところで「遅延行為で退場になりますよ」と警告。
それでも「納得がいかない」という岡田監督の抗議が続いたため、4分半を過ぎたところで「これ以上やったら退場になりますよ」と最後通告をしたが、「もうオレは引かん」と岡田監督は、審判の下した見解を断固として受け入れなかった。
結局、5分を過ぎたところで、小林塁審が岡田監督の肩を両手で持って強引にベンチへと押し返した。
岡田監督は、そのままベンチへ下がったが、その審判団の態度や発言に引っかかるところがあったのだろう。
何かを言い返して、それを聞いた審判団が詰め寄ってくると平田ヘッドコーチが両手でその審判団を制して遠ざけた。
岡田彰布監督の抗議に敷田審判「暴言は一切なかった」…「放送が聞こえない」から走塁妨害を巡り過熱
審判団の判断は「あくまでも偶然」
審判団が問題にしたのは、京田のブロックが故意であったか、なかったかの点で、敷田塁審は、あくまでも偶然だったと主張した。
「野手もワンバウンドを捕るためにあのプレーが精一杯。意識的にそういう場所に足を出したとすれば、考え方は変わるが、目一杯のプレーをして偶然、足を止める形になった。(走塁)妨害という風には映らない。いろいろと過去にも(似たケースが)あったが、(走塁)妨害としたものはないと思う」
今後似たようなケースで「故意妨害」が発生する可能性も。
ただ、「偶然」ということでこれがまかり通るのであれば、今後も二塁ベース上でブロックしながら走者のタッチに向かうというギリギリのプレーが横行するだろう。
熊谷選手は京田選手を思いやり?スパイクの裏を見せずフェアにスライディングしたが、そのブロックした足を蹴りにいっても文句は言えずケガが誘発される危険性もある。
それでも敷田塁審は「守備側が故意的だったと見れば、フェアプレーじゃないので(走塁妨害の適用を)考えるが、精一杯でたまたま、ああ(ブロック)なった、との我々の映像検証結果」と繰り返した。
平田勝男 阪神ヘッドコーチの代弁
現役時代、岡田監督とも二遊間を組み、ショートのレギュラーでもあった平田ヘッドが試合後のコメントで岡田監督の怒りの猛抗議を代弁した。
阪神球団は意見書提出へ
球団フロントは、試合後に、ただちに岡田監督から説明を聞き、球団として連盟に抗議の意見書を提出する考えであることを明かした。
現場を仕切る球団幹部は、
との意向を明かした。
2005年優勝時も名古屋で伝説の猛抗議
あの2005年の優勝時にも岡田監督が猛抗議した伝説の試合があった。
優勝争いをしていた2位の中日と2ゲーム差で迎えた9月7日の首位攻防戦。
2点リードの9回無死二、三塁のピンチに中日の谷繁の二ゴロを関本がバックホームし、アウトに見えたクロスプレーがセーフと判定され、猛抗議した平田ヘッドコーチが退場処分となり、怒りの岡田監督はナインをベンチに引きあげさせた。
没収試合も辞さない覚悟だったが、周囲に説得されて、18分後に再開に応じた。
結局、同点とされ、さらに一死満塁のサヨナラ負けの大ピンチを背負ったが、岡田監督がマウンドへ行き、当時のストッパーで現在1軍投手コーチの久保田に「責任はオレが取るから、めちゃくちゃしたれ」とハッパをかけた。
久保田は、渡辺、ウッズを連続三振に斬ってとり、延長11回の末、勝利し、この一戦でチームの心がさらにひとつにまとまり、リーグ優勝へ向けての大きなエポックとなった。
まとめ
この日、広島が巨人に敗れマジックが「28」へ減った。
一部のファンからは今後の不安視をする声も聞こえてくる。
しかし阪神タイガースの順位がこの試合で敗戦したことにより揺るぐことはない。
圧倒的にマジックが点灯しているチームが現状では有利だ。
2005年の名古屋での伝説の猛抗議の時のように、岡田監督の横浜での怒りの抗議が、阪神の“アレ”へ向けてのラストスパートへ火をつけることになるのかもしれない。
阪神岡田監督 が決断!小野寺を3番サードでスタメンに抜擢 1軍での守備経験はなし 佐藤輝明がスタメン落ち
「45歳からのYouTuber」45dream Powered by kokeisansyo_tv
” がんちゃん “ 大阪府出身
上場企業管理職➡43歳からYouTuber
PC / 撮影 スキル 知識ゼロから3年半で登録者数 7,500名を達成!。
2022年に株式会社 虎渓三笑TVを設立。代表取締役兼CEO
サラリーマン+現役YouTuber+経営者の三足の草鞋を履く
- 動画編集
- SNSマーケ / Webマーケ
- BLOG・ECサイトと幅広く業務を展開。
某CS放送にてCM出演の経歴あり。
スポーツ紙にECサイトの広告掲載をするなど、 メディア活用に強み。