村田賢一 投手は1年生の秋にリーグ戦で登板もその後に肘を手術し、リハビリを懸命に乗り越えた、苦労人でもあります。
12球団をの先発ローテション投手を見渡しましても、各球団、なかなか先発が6枚揃っているというチームは見当たりません。
離脱や成績不振、そして移籍や補強などでなんとか1年間、戦える目途を立てながらペナントレースの長丁場を凌いでいるのが現状です。
なので、各チーム、先発ローテーション候補の投手は1人でも欲しいところなのではないでしょうか。
というワケで今回は大学生トップクラスの右投手であります、明治大学の村田賢一投手について注目してみました。
全日本大学選手権で存在感を示した好投手3人 ポテンシャルは一級品、ドラフトで上位指名も…
村田賢一 投手 経歴
村田賢一 投手は惜しくも大学野球選手権では決勝で敗れてしまったのですが、大学生の中でもトップクラスの逸材であるのには間違いありません。
それでは早速、村田賢一(むらたけんいち)投手の経歴から見ていきましょう。
2001年8月31日生まれ 21歳 181㎝ 90㌔ 右投右打
高校は埼玉県 春日部共栄に進学
高校3年生の時の2019年 春の選抜大会に出場するも初戦の高松商に0-8で敗れてしまいます。
右肘手術とリハビリを経て主戦投手に
明治大学進学後、右ひじの手術を受けて、1年生から2年生にかけてはリハビリにほとんどの時間を費やしました。
3年生の春のリーグ戦から本格的に先発として登板機会を与えられ、同じく明治大学の蒔田投手に次ぐ2番手として8試合に登板し、5勝1敗 防御率2.20を記録します。
2022年5月22日に行われました立教大学との試合で先発した村田投手は
9回を打者35人 球数142 被安打8 奪三振8 無四球で自責点2の完投勝利を収めます。
明治 200 001 000=3
立教 010 000 100=2
長いイニングを投げれるようになった村田投手は続く2022年6月8日に行われました
全日本大学野球選手権大会の神奈川大との試合で先発し
8回を打者29人 球数87 被安打4 奪三振7 無四球 無失点の快投を披露します。
神奈川 000 000 000=0
明治 000 001 20X=3
さらに2022年11月24日に行われました明治神宮大会での決勝戦、国学院大学との試合で
エース武内投手と投げ合いを見せて1-0の完封勝利を見せて6年ぶり7度目の優勝を果たします。
国学院 000 000 000=0
明治 001 000 00X=1
村田賢一投手 4年生になって更なる進化
4年生になりました村田投手はさらに進化を遂げます。
2023年春季リーグの成績は7試合に登板し、3勝0敗 防御率は驚異の0.80
4月22日の慶応大学戦で9回を一人で投げ抜き0-0の引分け試合に持ち込んだのを皮切りに、5月1日の法政大学との試合では3-0の完封勝利
明治大学を3季連続43回目の優勝へと大きく導きました。
村田賢一 投手の特徴
① 最速147㌔のストレートにスライダー・カーブ・チェンジアップ・スプリットなどを投げ分けます。
② なんといっても村田投手の最大の特徴は大崩れしないピッチングです。
投球テンポもよく、6月7日に神宮球場で行われてた全日本大学野球選手権大会の2回戦では日体大との対戦で6回を5安打無失点。
66球を投げまして、ストレートの球速は140㌔前半であったものの、4回の2アウト満塁のピンチを内野ゴロで凌ぐなど、ツーシーム、シンカー、スライダー等を織り交ぜて巧みな投球を披露しました。
まとめ
残念ながら、2023年の全日本大学野球選手権大会では決勝戦で青山学院大学に負けてしまいまして、準優勝に終わりましたが、その実力は大学生の中でもトップクラスであることには間違いはありません。
①各球団右の先発ローテは必ず必要になってくるという点におきまして、この明治大学の村田投手は即戦力に近い状態で一軍のローテーションを任せられる投手である。
②明治大の先輩にあたります広島カープの野村祐輔 投手を彷彿とさせるその投球フォームからは多彩な球種を投げ込むことができますので、先発として登板しましても、打たせて取るピッチングができる投手です。
果たして、何球団からの指名があるのか、今から非常に楽しみです。
武内夏暉 投手 東都大学リーグのナンバーワンサウスポー その実力はDeNA今永クラスか!?