巨人 大勢 投手がキャンプ離脱1号の大誤算「守護神」の代役は？えっ！？本当に菅野智之が抑えに行くのか？サプライズでルーキーのあの投手は？

巨人 大勢 キャンプ離脱

巨人 大勢 投手は今年の順位を左右する重要なピースだ。

守護神として9回を大勢投手がしっかりと抑えることを前提にジャイアンツブルペン陣は逆算され、形成されていく予定だったが、2月8日、宮崎市で行われている春季キャンプを離脱して帰京した。

右ふくらはぎを痛めて6日から別メニューで調整していたが故障個所が個所なだけに一時的に帰京し治療と調整を行った。

阿部監督は「治療に行って土曜日に戻ってこさせる。（宮崎では）故障班（三軍）」と治療に専念させる方針を明かした。

大勢は先月28日の一軍合同自主トレ初日にブルペン入り。第1クールでも投球練習を行っていた。前日7日はキャッチボールや遠投を行ったが、6日から一部別メニュー調整となっていた。

阿部監督はそんなストッパーの状態を「一番心配」と漏らしており、大勢はそうした不安説を一蹴しようとハイペースで調整を続けていた。阿部監督は「開幕に間に合う？ と思うけど、ふくらはぎって大事な部位。焦らせたら二次災害がもっと怖い」と説明した。

巨人 阿部監督が配慮「2次被害が怖い」　右ふくらはぎ痛で故障班に合流予定

巨人 守護神・大勢投手は10日に宮崎に戻ったが、都城市の故障班に合流する。

阿部慎之助監督は「故障が劇的によくなったとしても、故障班に行かせます。本人とも話して、開幕に合わせて、しっかり頑張ってくれと言いました」と明言。「どこにいても自覚は持っていると思う。ふくらはぎは僕も（現役時代に）痛めたことがあるけれど、大事な部位だし、焦らせると“2次災害”の方がもっと怖いので、慎重に僕が命令しました」と説明した。

6日から別メニュー調整も「焦らせると“2次災害”の方がもっと怖いので」

巨人 暗雲立ち込める「開幕、守護神不透明」

大勢投手の離脱で開幕も不透明になってきた。

右投手にとって一本足で立つ軸足のふくらはぎは、土を蹴って球に勢いを出す重要な箇所である。

そのため、特に速球派は蹴りが強いため、その分足に負担がかかる。仮に今は軽傷でも、問題はしばらく下半身を鍛えられない。

キャンプ序盤は下半身をいじめ抜くメニューが多いので1年分の体力を蓄積する時期で、これができないと、シーズン中にガス欠を起こしかねないのが現状としてある。

揺れ動く守護神、代役候補

阿部監督はスポーツ報知の新春インタビューで「大勢が開幕して失敗が続いたら九回は西舘勇陽（21=中大）になっているかもしれない。大学1、2年の時はリリーフ。できる要素はある。菅野智之（34）の抑えの可能性もゼロじゃない」と構想を明かしていた。

チームはこのオフ、課題のリリーフ強化に血道を上げてきた。中継ぎの適性と実績のある投手をトレードや海外から集め、陣容は整ったが、抑えはチームの生命線である。

「キャンプイン早々、阿部監督は『西舘を先発で使う』と明言したばかりで、これも大勢に九回を任せられることが前提だったのだが、すぐに前言撤回というわけにはいかないだろう。

新生阿部巨人に早くも暗雲が立ち込めてきた。

代役守護神・ケラーが筆頭候補　救援陣大補強で不安なし

ジャイアンツの新外国人で、昨年まで阪神に在籍したカイル・ケラー投手（３０）が、ブルペンで阿部監督から熱視線を送られていた。

大勢投手が右ふくらはぎ痛の治療のため帰京したことを発表。

調整遅れは必至で開幕に黄信号がともる中、新助っ人は“新球”フォークの習得へ着々と調整。指揮官も「終盤のいいところを任せたい」と期待を寄せる。状況次第では代役守護神も含め、対阪神のカギを握る存在になりそうだ。

クローザー不在なら大ピンチだが、オフのリリーフ大補強で層は厚い。代役の筆頭候補になるケラーについて、指揮官は「勝ちパターン？もちろん入ってきてほしい」と切望。阪神時代には抑えの経験もあるだけに「終盤のいいところを任せたいなと、自分の構想の中にあるから」と期待した。

ブルペンで５０球を投げたケラーは、半数近くをフォークの習得に使った。

阪神時代、湯浅らを参考に投げ始めた球種。「昨年は１５～２０％だったが、信頼できる球にして割合を増やしたい」と、決め球として投球の幅を広げる狙いだ。進化する助っ人。宿敵のアレンパを阻止するべく、方程式の一角として役割を担う。

問題は9回に代役を立てることによる中継ぎメンバーの再編

巨人の２０２４年シーズンは比較的リリーフ投手を補強した。

トレードで福岡ソフトバンクホークスから高橋礼投手と泉圭輔投手を獲得。

金銭でオリックスより近藤大亮投手も獲得。

現役ドラフトでは阪神タイガースより馬場皐輔を、そして同じく元阪神タイガースのクローザーであったカイル・ケラー投手を獲得している。

しかし、9回を大勢投手で行く予定で8回を中川晧太（なかがわこうた）投手、7回にセットアッパーでバルドナード投手やケラー投手を担当させる予定であったのが、9回に中川投手を持っていくことによってプランは崩れる。

中継ぎは他にも船迫投手・菊池大希投手・高梨投手と頭数は揃っているが

やはり9回を投げる投手というのは、チームの屋台骨を背負えるだけの安定感と「チームとしての顔」の役割も必要になってくる。

そうなってくるとたびたび話題に上がるのが「菅野投手のクローザー」である。

菅野智之投手のクローザーの可能性

ここ近年成績が低下している菅野投手は、なかなか一年間ローテを守ることができなくなっている。

ローテーション投手の中心的存在は今やすっかり戸郷投手になった巨人投手陣の中で、菅野投手の存在感というのは小さくはない。

しかも、菅野投手、1イニング限定ならばストレートの球威、制球力、決め球のスライダーにフォークと奪三振能力もまだまだ高い。

あくまでも阿部監督と菅野投手の意思決定によるものだが、菅野投手のクローザーというのも可能性としてはあり得ると思う。

仮に菅野投手がクローザーに回れば8回の中川皓太投手、7回のケラー、バルドナード投手などの配置をわざわざ転換しなくてすむ。

その影響力はチームにとってかなり大きな影響であるので、菅野投手がクローザーに収まることで一気に巨人の投手陣のやりくりが楽になる。

虎の007も要警戒レベル！？日本生命の又木鉄平投手

最後にサプライズでのクローザー候補を書いておこう。

可能性は低いかもしれないが、ドラフト5位左腕の日本生命、又木鉄平投手だ。

１１日、紅白戦で白組の２番手で登板。１回１安打、無失点、２奪三振の好投を披露。

０―０の２回に２番手で登板し、この回の先頭の４番・岡田を見逃し三振に打ち取る。

５番・大城卓には左前安打を浴び、６番・増田陸の中堅への飛球を中堅手が落球してしまい １死二、三塁のピンチとなったが、７番・ティマを空振り三振に取り、８番・増田大を一直に抑え、無失点に抑えた。

阪神のスコアラーも「まるで岩崎投手のよう」と大絶賛。

確かに低めの直球は伸びとキレがある。

ええ球なげるもん！ワンチャンあるで！

投球フォームと制球力も想像以上に安定しており、首脳陣からの評価も日々上がっている。

実績からすると中川皓太投手が新守護神として最有力なのだが、紅白戦での又木投手の投球を見ていると、大抜擢もあるのでは！？と思ってしまう。

それだけ、ストレートが良かった。

まとめ

大勢投手が離脱したことによる、新守護神候補は誰になるのか！？

まず一人目の守護神候補は阪神でも実績のあるカイル・ケラーが務めるのが順当だと思う。

確かに阪神時代はリリーフ失敗が多い印象を持つが、しっかりと試合を締める投球もしてきたのが大きい。

そして、中川皓太投手が次の候補で、3番目の候補が菅野投手だろう。

チームの顔して存在感を放つならば菅野投手が抑えに回ればチームにも一体感が生まれると予想する。

そして、サプライズ人事が日本生命のルーキー又木鉄平投手。

可能性は低いかもしれないが、今後も離脱者が続くようならば、即戦力の社会人中心に指名していった2023年ドラフトが、ここにきて効果が表れるかもしれない。

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