Worldcoin (ワールドコイン) ChatGPTを生み出したアルトマン氏が仕掛けるその実態は?
Worldcoin は、ChatGPTの開発で知られるサム・アルトマン氏が主導するAIと暗号資産を活用したプロジェクトです。
プロジェクトの目的はユニバーサルベーシックインカムを実現することとされています。つまり、国や生い立ちに関係なく、すべての人が世界経済にアクセスし、経済的価値を受け取れる仕組みの確立です。
Worldcoinのプロジェクトは2020年に始まりました。
人工知能チャットボットChatGPTの開発で一躍有名になったAI企業OpenAIのCEOである『サム・アルトマン』と、量子情報科学と機械学習の専門家『アレックス・ブラニア氏』の両名によって共同設立されます。
ユーザーは『Orb(オーブ)』という専用端末で自身の虹彩情報を提供し、対価としてWLDを受け取ることができます。
Worldcoin ChatGPTの開発会社OpenAIの動画生成AI「Sora」発表
AI(人工知能)ChatGPTを開発したOpenAIは16日、テキストプロンプトから高品質動画を自動作成するツール「Sora」を発表した。街を歩く女性や架空の映画予告編などのサンプルムービーのクオリティは想像を超える高さであり、現実世界の汎用シミュレータを見据えたもので、壮大な構想の過程にあることが示唆された。
まだ製品としてのリリースはされておらず、フェイク動画に使われる可能性や誤情報、ヘイトコンテンツなどの観点から安全性を検証している段階だ。
作成できる動画の長さは最大60秒。ユーザーの入力したテキストを元にして、細かい情景描写や複雑なカメラの動きを実現したり、複数の人物を登場させたりできるものだ。
例えばXに投稿された以下の例は「スタイリッシュな女性が、暖色で輝くネオンと活気ある看板が並ぶ東京の通りを歩いている」という書き出しのテキストから生成された。
服装や「自信を持って何気なく歩く」という仕草、湿った路面や多くの歩行者が歩き回っていることもテキストで指定されている。
公式なリリース日は決まっていないものの、OpenAIは将来的に映画監督志望者が「Sora」を利用できるようにする計画だ。
ベーシックインカムの実現
サム・アルトマン氏は「貧困をなくすのに十分なほど豊かな社会があるなら、私たちには問題の解決方法を見つける道徳的義務がある」とユニバーサルベーシックインカムの重要性を語ります。
ユニバーサルベーシックインカムとは最低限所得保障であり、一般的には政府が全国民に対して決められた金額を定期的に支給する活動のことです。Worldcoinでは、AIと暗号資産を活用してすべての人に独自トークン『WLD』を配布することで、富の分配を目指します。
ただし、グローバルな分配システムの実現には、オンライン上で自分自身を認証するシステムが必須です。
また、AIの発展により「AIが人間のふりをする可能性」も考慮する必要性が生じてしまいました。そこでWorldcoinは、人の目から虹彩データをスキャンし、人間である認証を行うシステムを開発します。人間である証明を得たユーザーには、唯一無二のIDが発行され、定期的にWLDが配布されます。
多機能なウォレット
暗号資産WLDの受け取りには、Worldcoinが開発したウォレットアプリ『World App』が必要。
World Appの主な機能は次の4つ。
- 暗号資産の管理・入出金
- サービス利用時の決済
- DeFiや取引所との連携
- WLDの受け取り
World Appは無料で使えるウォレットアプリです。
虹彩認証によって発行されるWorld IDを登録すると、毎月WLDを受け取れたり、送金時に発生するガス代(システム手数料)が無料になったりと、より多くのメリットを享受できます。
イーサリアムのプロトコルを利用しているので、イーサリアムを含む複数の暗号資産にも対応。また、分散型取引所(DEX)のUniswapと連携したことで、手軽にトークンの取引が可能になりました。
【World Appのダウンロードリンク】
App:https://apps.apple.com/jp/app/world-app-worldcoin-wallet/id1560859847
GooglePlay:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.worldcoin&hl=en_US
目の虹彩を使う画期的なユーザー識別
Worldcoinの中核をなす仕組みが、虹彩による生体認証システムです。
個人の目から虹彩を撮影し、デジタルコードに書き換えて『World ID』という独自コードを生成します。虹彩の撮影は各地に設置された『Orb(オーブ)』と呼ばれる球体の端末でおこないます。
インターネット上で人間とAIを区別することが難しくなるなか、人間であることを証明する方法として取り入れられました。虹彩認証の採用により、氏名や電話番号などを明示しなくても実在する人間である証明が可能になります。
World IDのメリットは、いかなる手段を用いても本人以外ログインできず、よって堅牢なセキュリティを保てる点です。加えて、自己管理型のデバイスパスポート機能も期待されます。IDやパスワード自体が不要になるため、入力の手間を省くこともできるでしょう。
虹彩データの取扱いについて不安の声もあるようですが、Worldcoin運営は「ユーザーが同意しない限り虹彩の画像は保存されない」と明記しています。
国内の主なOrb設置場所
Orbによる撮影には事前予約が必要です。利用時にはWorld Appにて予約してから行くようにしましょう。
全国主要都市に設置個所はありますが、東京都内では
・SingularityTokyo
〒150-0041
東京都渋谷区神南1丁目20−8 パークウェイテラス 3F
・NOX Gallery Tomigaya
〒151-0063
東京都渋谷区富ケ谷2丁目44−12 1F
・EDGE off
〒150-0034
東京都渋谷区代官山町13−5 135ビル 1Fなどが設置場所としてあります。
WorldAppで最寄りの設置場所を確認して予約してからの認証になります。
Worldcoin(ワールドコイン)の将来性
Worldcoinは、ブロックチェーンとAIの技術を活用した革新的なプロジェクトとして期待されています。
ベーシックインカムの実施と、独自の人体認証システムは世界中で活用されるアイディアです。
サム・アルトマンがベーシックインカムの重要性を語り、その実現に向けて虹彩認証を普及させ、独自トークン『WLD』を配布することで、富の分配を目指します。
また、Worldcoinプロジェクトがいかに期待されているかは、多額の出資額にも表れています。
『a16z crypto(アンドリーセンホロウィッツ・キャピタル)』など名だたる企業や機関投資家が出資に参加。これまでに総額324億円以上の資金調達に成功しました。
Worldcoinの今後の課題として、他プロジェクトとの差別化などがあげられますが、課題を解決した暁にはWorldcoinが世界に不可欠なプロジェクトになる可能性は十分にあると思います。
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