阪神タイガース 春季キャンプ カット使わないシートノックに苦言！岡田顧問「短い距離は1人で投げるんと違う」

阪神タイガース 春季キャンプ

阪神タイガース 岡田彰布オーナ付顧問（６７）が宜野座キャンプを視察し、シートノックに苦言を呈した。

監督時代にはシートノックでのカットプレー練習を徹底。今キャンプではカットマンが中継に入らないケースも目立つことから,

「まあ連係やろな。あんまり良くないよな、連係。ちょっとあまりにもな、スローイングが悪いやろ」と厳しく指摘した。デイリー

昨季までは試合前にシートノックをほぼ欠かさず実施。こだわり抜いたからこそ、鋭く目を光らせる。

「短い距離は１人で投げんの違う。短い距離で今、１人で投げてるやんか。短い距離はランナーが走れへん。それが野球なんや。短い距離は１人で放る必要ないんや」。ブレることのない“岡田の考え”で、中継プレーの重要性を訴えた。デイリー

土のグラウンドが本拠地であることも大きなポイントで「どんだけイレギュラーしてる？ワンバウンドで、お前。ましてや甲子園は余計怖い。人工芝じゃないからな」と警告。

昨季リーグワースト２位の８５失策を踏まえ、「それだけこっちが言っても、去年あんだけエラーしてるわけやからな。もっと締めなあかんいうことと思うよ」と“守り勝つ野球”への標ぼうを示した。デイリー

確かにカットマンへ返球することによって、本塁への送球など、正確さも増すが中継をする分、余分な時間がかかることもある。

どちらが正解とかはないが、基本的には右中間、左中間を割るような打球は中継プレーが必要であり、走者一塁のケースで、ライト前ヒットの場合、ライトが定位置よりも前で守っていなければ、打球の強さにもよるが走者を3塁で刺すのもかなり難しいプレーではある。

一概に外野手は肩が強ければいいという訳ではない。

いくら強肩の外野手でも、送球が高くそれたり、左右へ返球が逸れてしまっては意味がないからだ。

つまり目的は走者を刺すことであって、外野手の方の強さを競っているわけではない。

藤川監督の方針もあるだろう。中継カットの重要性も認識しつつも、ダイレクト返球も入れていかないと、確かにカットしたがゆえに許す得点もある。

シーズンに入ると、僅差の場面で試合の勝負を左右する中継カットプレー。

岡田前監督が残した良い部分も残しつつ、さらなる進化が求められる。

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