こんにちは、45dreamです。
ロシアがウクライナに侵攻して日に日に戦況は悪化しています。
ほんまに、こんな戦争なんかしていたら世界平和もさることながら経済も悪化の一途を辿るだけになってしまいます。
スタグフレーション
これは日本経済にも影響を多大に与えることで、現に物価は上昇傾向にあります。
新型コロナウイルスで景気が後退し、普通ならば需要が落ち込むことからデフレ(物価下落)になるのがセオリーです。
しかしロシアのウクライナ侵攻により原油価格の高騰やら原材料費の値上がりなどで、素材関連の価格上昇に伴い、不景気の中でも物価が上昇する「スタグフレーション」の状況になっています。
マクドナルドのハッピーセットが1,500円になる可能性も
こんなスタグフレーションの状況というのはセンター試験の「政治経済」の参考書のなかだけの事かと思っていたが、現実に発生するとは思ってもみなかった。
スタグフレーションの原因は主に石油や食料など生活必需品の供給不足によるものだが、その背景には今回のロシアによるウクライナ侵攻のような戦争・内乱・紛争などがある。
日本では過去に中東戦争やイラン革命といった政治的対立が原因で起きた第1次・2次オイルショックが1970年代にあったわけだが、そのときは店頭からトイレットペーパーがなくなった。
なんでトイレットペーパーやねん?と思ったのだが、石油の輸入が出来なくなると製紙に影響が出て、トイレットペーパーが市場からなくなるのでは?というあまり根拠のないデマが広がり、人々は混乱したのだ。
2020年 おそらく今後の世界史の教科書に載るであろう「コロナのパンデミック」はマスクの価格を10倍にも20倍にも押し上げたように、1970年代の人々は石油不足➡製紙不足➡トイレットペーパーがなくなるというロジックで紙の価格を押し上げた。
モノの価格は人々が欲しいと思わないと、そもそも上がらないのだが、そのモノをたくさんの人が欲しいと思うと、価格は高騰する。
この市場原理は株式や暗号通貨の価格とて同じことで、欲しい人がたくさんいれば価格は天井知らずで上がっていくのである。
今回のロシアのウクライナ侵攻によりエネルギー価格が高騰し、様々な材料費が高騰している。
そうなると企業サイドとしても販売価格を上乗せせざるを得ない。
デフレの時期の象徴であった「100円マック」に代表されるマクドナルドがあるが
このままではマクドナルドのハッピーセットが1,500円とか、吉野家の牛丼並盛が1杯800円とか、そんな時代がやってくるかもしれない。
20年前はデフレだった
2000年初頭、日本経済は緩やかにデフレに入った。
消費者物価指数は99年秋以降に前年割れしていて、99年は前年比0.0%
2000年がマイナス0.4% 、2001年はマイナス0.9%となっている。
これは日本経済にとっては戦後初めての経験で、当時はユニクロのフリースが1,900円で発売され大ヒットを記録したのだが、当時、東京の渋谷でユニクロに入ったのだがフリースがあまりにも売れすぎて品薄だったのを今でも覚えている。
その他にも代表的なデフレの象徴は先程触れた「100円マック」であったり
格安の家具店を全国展開していったニトリや吉野家の牛丼の並盛価格などであったりする。
通常、景気後退のリセッションに入ると過剰債務を抱えた企業にとってデフレは実質債務負担を増加させる形になるので、新規の設備投資を抑制する要因となる。
そして物価が下落する一方で金利や賃金は上昇するために企業にとっては収益を圧迫し投資を抑制するというのがデフレ下での一般的な考えだ。
しかし今回はウクライナ危機を受けて物価高と景気悪化が重なる。
これはスタグフレーションとなり日銀は景気下支えとインフレ抑制を同時に行わなければならない。
今後の見通し
4月には物価上昇率は日銀が政策目標に掲げる2%まで加速する可能性がある。
現在、日経平均株価は2万5千円台を推移しているが、これは少し高値をつけすぎている印象がある。
足元を見て見ると
「企業は資金繰りに必死で流動性のある資産を市場にはなかなか流出させない」
「消費者は外に出れないし、先行き不安でお金を使うマインドに到底なれない」という理由で消費が回っていないのが現状だ。
このままいくと企業サイドは「値上げしたくてもできない」「値上げしたら売上が停滞した、むしろ下がった」「利益率が悪化し、さらなる人員整理に踏み込まざるを得ない」など経営サイドも従業員サイドも背水の陣まで追い込まれることになる。
石油価格の高騰➡不景気(リセッション)➡スタグフレーション
コロナ蔓延➡不景気(リセッション)➡ウクライナ危機➡物価高騰➡スタグフレーション
このような構図になり不景気と物価高騰がより深く寝付いて、なかなか解決に至らないのではないかと予想する。
では、このような危機下に於いてどのように生き延びていくべきか。
スタグフレーション下における自己防衛方法
・仕事の確保
・複数の収入源を確保
・ポートフォリオの見直し
・貯金から利回りのいい金融商品へシフト
◆まずは自身の働き口の確保だ。私自身もフリーランスを目指してはいるが、まだ完全に独立はできないので、どのようなカタチでもいいので、務め口は確保し、生活費をキープして置くことが大事だ。
しかし、数年先どころか数か月先の経済見通しもできない状況なので、いつでも転職活動ができるように、サイトへの登録や書類の準備、情報収集など、常にアンテナを張っておく方がベストだろう。
この不況下でも求人は多数ある。
もちろん中にはブラックな案件があるかもしれないが、介護職や外食産業などは以前から慢性的な人手不足であることには変わりはない。
未経験だろうが経験者だろうが、この際それは横に置いておいてアンテナだけは広げておこう。
◆そしてなんといっても副業の準備をしておこう。これからの時代は一つの働き口ではリスクが大きすぎる。
副業でもいいし、嫁がパートで働くというのも手だ。とにかく世帯収入を様々な形で増やす方向へ持っていくことをおススメしたい。
その理由は、何もしなければ物価ばかりが高騰し、賃金は増えないため、実質的な金融資産価値は、あっというまに目減りしていくだけだからである。
◆そしてポートフォリオの見直しだ。
はっきりいって無駄な保険料や、借入金などはなるべく最小限にしておく方がいいだろう。
これから材料費が高騰していくので、そういった見直しできるコストを削減できるのであれば、浮いた予算で食料品やモノを先に買っておいて保存する方が資産価値が上昇する。
このままでは例としてマヨネーズが1,980円とか今ままでは考えられない可能性があるのだ。
別にマヨネーズがなくても生きていける人は必要ないが、ジャガイモや油類、ツナやサーモンなどの缶詰めなど保存がきく食料品を少しづつでも備蓄する方が資産の目減りを防げる。
現金で100万円持っていても、ジャガイモが100円であればいいのだが、将来的に例えば1万円になれば手持ちの100万円の実質的な価値は目減りしてしまうのだ。
ならば100円でジャガイモを買っておいて値上がりしたあとにジャガイモを1万円で売れば
101万円に資産は増えるが、ジャガイモを持っていないと、それが欲しくて買う時に100万円が99万円に減少してしまう。
極端な例であったかもしれないが、吉野家の牛丼もアメリカから輸入している牛肉の価格高騰(家畜のえさ代の高騰)や玉ねぎも高くなってきているので商品価格へ原材料価格の高騰分を上乗せせざるを得ない。
なので、今までデフレの象徴とされてきた吉野家の牛丼並盛価格が、倍以上の価格になる事だって十分にあり得る話なのだ。
2022年の年末に向けて物価の更なる高騰は予想されるので、保存のきく、値上がりしそうな食材や備蓄品を今のうちにストックしておく事をおススメしたい。
◆最後は投資だ。これはもう、スタグフレーションでなくても、将来の公的年金の受給予定額を試算すれば一目瞭然である。
人は一旦、労働をリタイアしたら、あとは投資をして利回りなどで稼ぐしか収入は増えないのである。
よくよく考えれば当たり前のことなんだが、私は45歳にして、ようやく目が覚めた。
やっぱり今までは心のどこかで「おおきな会社に務めていればメリットは大きいだろう」と考えていた。
その考えは全て間違いではないが、正解は半分もない。
今、私が過去に務めていた企業はみんな赤字だ。
だけども私もそうだが、これを読んでもらっているアナタの家計も赤字決算は避けたいところだ。
そのためには全額投資に突っ込めばいいというのではなく適性なパーセンテージの資産額を運用するために、投資へつぎ込むといい。
国内株式でもいいが、今ならステーキングなど暗号資産で報酬を受けるというのも一つの手です。
なんとか、この厳しい経済状況を乗り切って、「あんな時代もあったねと」語れる日が来ることを願っています。
まとめ
原油価格の高騰や原材料費の高騰により不景気なのに物価が上昇すること。
・仕事の確保
・複数の収入源を確保
・ポートフォリオの見直し
・貯金から利回りのいい金融商品へシフト
「45歳からのYouTuber」
” 45dream “ 大阪府出身
上場企業管理職➡43歳からYouTuber
PC / 撮影 スキル 知識ゼロから2年半で登録者数5,500名を超える。
会社員の経験をプラスし、現役YouTuberとして動く。- 動画編集
- SNSマーケ / Webマーケ
- BLOG・ECサイト・投資家と幅広く業務を展開。
某CS放送にてCM出演の経歴あり。
スポーツ紙にECサイトの広告掲載をするなど、 メディア活用に強み。